道を歩いていると(道だけではありませんが)こういった機械を目にすることがあると思います。
これはトランシットと言い、測量を行う際に主に使用する機械です。最近のトランシットは非常に高機能で、測量に必要な計算や計測をこれ一つで行う事ができます。実際にはこの機械を使用して「距離」「方向」「角度」の3つを計測します。では実際にこの機械を覗いたらどのように見えるのか、一度のぞいて見たいですよね??では体験してみましょう。
赤い矢印で示しているところが実際にのぞく場所です。構造は望遠鏡や双眼鏡といったものと同じようなものだと思って下さい。下の方に付いている液晶パネルに計測した情報が表示され、その右側の複数のボタンを押して機械を操作します。そのあたりは複雑な操作となっているので今回は省略。ターゲットを探してみましょう。
今回は試しに画像の赤丸の箇所までの測量をしてみましょう。オレンジ色のビニールが目印ですね。それではどのように見えているのか、実際にのぞいてみましょう。
このように見えていたんですね。十字に引かれている線を視準線といい、ターゲットの位置を正確に捉えるための線です。視準の先のターゲットではミラーポールと呼ばれる橙と白の縞々で塗られた棒を立てていますのでそのミラーポールに付いているターゲットミラーに視準線を合わせてボタンを押すと正確な距離、方向、角度がレーザーの照射によって計測されます。まるでスナイパーみたいです。